「お父上」
「なんじゃ」
「今日の社会で三国志やってね。早押しクイズで結構よかったよ」
「蜀は劉備、魏は曹操、呉は孫権って即答したって奴であるな。『無双』やりまくりの貴様には当然可能であろうよ」
「そうそう」
「つまらんダジャレはよろしい。それ先週聞いたし。まだやってんの?」
「テスト前だから」
「復習ってことであるか」
「まあ」
「三国志の後ってどうなるんだっけ」
「南北朝でなかったっけ」
「そうだっけ?」
「んでなんだかんだあって隋であるな。もうだいぶ忘れたわ」
そんで、聖徳太子が隋の煬帝に手紙出してキレられたんだよねえ、ギャグマンガ日和でやってたよね、聖徳太子ジャージ履いてたね、
という高尚な日本の古代史に話が移り、
古代の日本史で必須であるところの、
「朝鮮半島にも三国時代あんだよね」
に及んだ。
「シルラが統一するんだよね」
「へ?」
「いや、シルラが」
「なんじゃそのホニャホニャした言葉は。寝ぼけたことを言うでない。統一したのはシラギじゃよ。クダラ・シラギ・コウクリとセットで覚えて、おまけがミマナである」
「へ?」
「なんであるか。一つも知らんのか?このうつけ者めが」
「いや、だって」
と息子がべそをかきながら教科書(東京書籍)を取り出して該当ページを開いた。
地図が出ていた。
高句麗の上には「コグリョ」、下に「こうくり」とルビが振ってある。
同じように百済に「ペクチェ」&「くだら」
新羅は「シルラ」と「しらぎ」
であった。
なんだこりゃ。
「父上はよくわからんが怒っておるぞ。わしはクダラシラギコウクリと覚えたんじゃ」
「ひ、ひぃぃぃ。お許しを」
あ、
唐&新羅vs日本軍の戦いが行われた場所、白村江は「はくすきのえ」「はくそんこう」のルビしかなかった。そんなに韓国語が大好きならペクなんとかとか振れよ。知らんけど。
なんだろうなこの微妙なさじ加減というか判断というか。
両方の読み方を併記しているからいいといえばいいかもしらんが、
息子が第一声でシルラと言った以上、こちらの読み方で教えられているということだ。
「なにを怒っておいでか」
「むむう。例えば日本の教科書なのに竹島のとこがドクトになってたらアカンやろ」
「あ、それはムカツクね」
で、この話を終わりにしたのだが、
竹島問題とはちと違う。
昔に俺が覚えた読み方と今教えているのが違う、
という理由で怒っているのでもない。新事実や新しい研究があったらそんなのは変わるだろう。
う~ん、なんんつうか、日教組的なサヨク的ないや~~な臭いを俺の鼻は嗅ぎとっているのだが、説明が難しい。
モヤモヤしていたら、
的確に怒りの理由を指摘している人がいた。↓
http://kobamiki.exblog.jp/12116259/
拝借させていただくと、
------------
高句麗、 百済、 新羅 を
こうくり、 くだら、 しらぎ
と読むのは、
日本の歴史そのものであり、日本の文化遺産そのものだということ。
先祖たちから代々伝えられてきた当時の日本での呼び方が、
千数百年の年月を越えて今にある、という
「無形の歴史資料」そのものだということです。
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「なんじゃ」
「今日の社会で三国志やってね。早押しクイズで結構よかったよ」
「蜀は劉備、魏は曹操、呉は孫権って即答したって奴であるな。『無双』やりまくりの貴様には当然可能であろうよ」
「そうそう」
「つまらんダジャレはよろしい。それ先週聞いたし。まだやってんの?」
「テスト前だから」
「復習ってことであるか」
「まあ」
「三国志の後ってどうなるんだっけ」
「南北朝でなかったっけ」
「そうだっけ?」
「んでなんだかんだあって隋であるな。もうだいぶ忘れたわ」
そんで、聖徳太子が隋の煬帝に手紙出してキレられたんだよねえ、ギャグマンガ日和でやってたよね、聖徳太子ジャージ履いてたね、
という高尚な日本の古代史に話が移り、
古代の日本史で必須であるところの、
「朝鮮半島にも三国時代あんだよね」
に及んだ。
「シルラが統一するんだよね」
「へ?」
「いや、シルラが」
「なんじゃそのホニャホニャした言葉は。寝ぼけたことを言うでない。統一したのはシラギじゃよ。クダラ・シラギ・コウクリとセットで覚えて、おまけがミマナである」
「へ?」
「なんであるか。一つも知らんのか?このうつけ者めが」
「いや、だって」
と息子がべそをかきながら教科書(東京書籍)を取り出して該当ページを開いた。
地図が出ていた。
高句麗の上には「コグリョ」、下に「こうくり」とルビが振ってある。
同じように百済に「ペクチェ」&「くだら」
新羅は「シルラ」と「しらぎ」
であった。
なんだこりゃ。
「父上はよくわからんが怒っておるぞ。わしはクダラシラギコウクリと覚えたんじゃ」
「ひ、ひぃぃぃ。お許しを」
あ、
唐&新羅vs日本軍の戦いが行われた場所、白村江は「はくすきのえ」「はくそんこう」のルビしかなかった。そんなに韓国語が大好きならペクなんとかとか振れよ。知らんけど。
なんだろうなこの微妙なさじ加減というか判断というか。
両方の読み方を併記しているからいいといえばいいかもしらんが、
息子が第一声でシルラと言った以上、こちらの読み方で教えられているということだ。
「なにを怒っておいでか」
「むむう。例えば日本の教科書なのに竹島のとこがドクトになってたらアカンやろ」
「あ、それはムカツクね」
で、この話を終わりにしたのだが、
竹島問題とはちと違う。
昔に俺が覚えた読み方と今教えているのが違う、
という理由で怒っているのでもない。新事実や新しい研究があったらそんなのは変わるだろう。
う~ん、なんんつうか、日教組的なサヨク的ないや~~な臭いを俺の鼻は嗅ぎとっているのだが、説明が難しい。
モヤモヤしていたら、
的確に怒りの理由を指摘している人がいた。↓
http://kobamiki.exblog.jp/12116259/
拝借させていただくと、
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高句麗、 百済、 新羅 を
こうくり、 くだら、 しらぎ
と読むのは、
日本の歴史そのものであり、日本の文化遺産そのものだということ。
先祖たちから代々伝えられてきた当時の日本での呼び方が、
千数百年の年月を越えて今にある、という
「無形の歴史資料」そのものだということです。
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その通り。