2010年9月21日

ヴィレッジヴァンガードからトニー谷に至る

ヴィレッジヴァンガードってどんなとこかってえのを、ヴィレッジ・ヴァンガード知らずに説明する場合は、

オサレなドン・キホーテ
と一言で済ますことにしている。

で、そのヴィレッジヴァンガードが立川のウィルってつい言ってしまう、っていつの話だよって、そのルミネの7階に入っている。

店頭には、にせミッ●ーマウスみたいな恐いのや、
太い針金みたいなやつが10何本かついていて、頭に被せるとゾワっとするやつとか、かと思うとジブリコーナーがあったり、最近話題の漫画のアイアムアヒーローがあったり、つげ義春の漫画があったり、奥の棚には町田康が並べて置いてあったりと、取り止めが無くて面白い。

キーホルダーを見ていたら脇のレトロなラジオ風のコンポから流れている曲がかっちょいい。
Swingと書いてある。とにかくカッコいいとか、イタリアの老舗レーベルがうんたらかんたらとかポップで書いてある。この感じはアレだ、

ベルヴィル・ランデブーっつうフランスのアニメがあって、見たことある人ならわかりやすいんだけど、あの映画のBGMっぽい。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4892

CDがコンポの下に置いてあって、今かかってる曲のCDを売っているみたい。
タイトルは
Beginners Guide to Swing
Swingの初心者ガイドっつうことですな。


Swingっつうのを知らぬけど、
テンポの早いジャズというか、レトロなダンスミュージックというか。

買った。

なんかいろいろ御託を読んでみたいと思って帰って箱開けてみたら、輸入盤のようで、日本語解説もなんもない。まあ、聴くか。

CD3枚組の1枚目はビートが効いてて最近のっぽい。

Tim Timの Rum'n'Cocacola (Shake It Up Well) って曲。
ほかにもほかの人の別バージョンが入っていたからたぶんこの分野のスタンダードなんだろうけど、
ラッムン コッカーコラ♪
っていう古臭い女性コーラスのあたりなんか聞いたことある人もいるんではないか。俺は記憶の引き出しの3段目の奥の方に破片が少しだけあった。

Club Des Belugas feat Fred Astaire の Puttin On The Ritz (Club des Belugas Remix)
お、プッチンオンザリッツですよだんな。80's聴いていたら知ってるでしょ。あのTacoですよ。タコのおっさんがカバーして有名なアレ。超かっちょよいバージョンに仕上がっちょります。

(オリジナルは↓こっちなんだそうで。タップダンスしちょるわ。)
http://www.youtube.com/watch?v=IFabjc6mFk4

なんて聴きながら曲目眺めていたら、3枚目のCDに、

Tony-Tani - Saizansu-Mambo

トニー谷!!
算盤じゃりじゃりやりながら「あなたのお名前なんてーの」←これは拍子木でやってたか、のトニー谷。
もちろんブレイクしてたのは生まれるず~いぶんと前でござんすから、「歴史」としてしか知らんざんすけどね。
こんなところでお会いできるとは。
すげえな。これ輸入盤ざんすからね。

ちょっと古臭くて照れるが、ださカッコいいというか、
とにかくいいじゃん、谷さん。

って、カミサンに報告したら、
「ああ、『な~や~む、ハン~サム』のアレでしょ」
って、なんで知ってんだよ。

調べたら宮城まり子(俺ら世代には「まんが世界昔ばなし」をひとりで何役もやっていた気味の悪い人だけど)とデュエットなんだね。
そんで、
トニー谷のwiki読んでたらうるうるきちゃったよ。
かっこいいなこの人。

まあいいや、
今日はご機嫌に脳内リフレインがこれ。

ザンス、ザンス、さいざ~んす!

2010年9月20日

川越の500な人たち

川越に行ってきた。本川越から歩いてくとラーメンが浮いていた。


ビンズルハラダ参上。この語感に勝てるのは、関東ではバラキナカヤマだけだ。


昼。鰻。東屋。


店の一階。しぶい。


んで、川越大師に向かう。
五百羅漢な人たち。


まいっちゃったな、もう。


え?いや、だからいっつも言ってるけどさ、俺に聞かないでよ。なんで俺に聞くかなあ。この左の人。そっちから見て右の人。この変なぐりんとした杖持ってる人に聞いてよ。


あ、お恥ずかしいところを見られてしまいました。あははは。こうもストイックな生活が続いているとですなあ、はは、もっこり、いやお恥ずかしい。


この、右の奥のがね、いっつも取れないんだよねえ。ねえ?


どうだい、俺の、中の人は。


あれ? 俺なんで鯛焼き持ってんだっけ?


もしもーーーし!


ええ、この後、僕は食い殺されます。


まあ、飲みなよ。そんなつまらぬそうな顔しないでさ。いや、おれだってさ、好きでこうやってるわけじゃないんだよ。おれだってつまらないよ。


ぬう、眠れぬわ!


時の鐘。行ったら鳴ってた(15時)。







ナットのりいか~すか~。
ボルトナットにナットのりいか~すか~。

2010年9月6日

10年ぶりの戦闘

気がつくとそこにいるGの存在感の大きさは異常

なんて2ch的な表現をしてみる。
というのも、日曜日、羽のある真っ黒いタイプのGが出現したのだ。

座椅子に座って脚をおっぽりだしてゲームをしていた。
右足のくるぶしあたりをこそこそと何やら感覚がしたので、手で払うと、
一瞬チラとなにかが逃げていったように見えたが、気のせいかもしれず放っておいたら、3分後ほど、
テレビの真下の空間にいらっしゃるではございやせんか。
新聞紙があればよかったのだが、いや、ひのきのぼうが必要か、はがねのむちは無いか、いや、ベレッタ銃、44マグナム、ランチャーナンバー8、火炎放射器、いや、毒ガス、いや核兵器、いやいやタオル。

新聞紙を探している間に飛びかかってこないとも限らない。

Gのこっちへ飛んでくる怖さは異常

だからだ。手近にあったタオルで
こなくちょへげほが
などの奇声を発しながら叩き潰す。

思えば10年以上Gと戦っていなかった。めったに出てこないのと、
出てきても我が家で最強の経験値を持っているツマに任せていたからだ。


となると、
最強:ツマ(対G戦闘においてなど、などなど)
次将:息子(最近ゲームで勝てなくなってきている)
中堅:ネコ(突然断末魔のような鳴き声で呼ばれるので行ってみるが特に用は無い様子)
ザコ:俺

という序列がこの機に崩せるかもしれないとほくそ笑む。ふふ。
さっそく、息子には
「貴殿は漢字が書けないから暫くゲームは遺憾ぜよ」と親の立場を濫用した指令を出し、ゲームの練習に勤しむことにする。
ネコは、またたびを大量に仕入れて手懐けることにする。

で、Gはどうなったかというと、

あ、そういえばツマが結局後片付けをしたのだった。

これではいかんではないかいかんではないか。