2011年9月23日

台風とスズメバチ

一昨日の台風すげかったなあ。
首都圏の鉄道全滅って前代未聞だよなあ。
なんかブログに書こうかなあと思ったけど、
電車がまともに動くまで会社の近くの居酒屋で飲んでいて、
振り返ってみると、仕事帰りに飲んで終電近くに帰ったってだけなので何のネタもない。

しかし翌日、
かみさんからメール。

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庭にキイロスズメバチの巣が転がっている。
何処から飛んできたのでしょうね。
蜂が途方に暮れているところを初めて見た。
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うわあ。殺せよ、と思ったが、帰って詳しく事情を聞くと、
風で粉砕されて飛ばされてきた巣。
仰向けになって雨ざらしなので、中にいると思われる幼虫やら卵やらも水没してしまう。
何匹かの蜂が水を吸い出しては外に捨てているのだそうだ。
そして疲れたのか、自暴自棄になったのか、生きているのが辛くなったのか、
仕事を休み、近くの葉に止まって呆然としている蜂の姿があるそうなのだ。
その健気で哀れな様子の蜂を見ると殺虫剤をかける気にはなれないというのだ。

どれ。

あ、いた。
うちの庭の様子。右下白いのがベランダからすぐの縁石


右下にいるのが蜂で左上のピンぼけのが巣だ。

よく分からないのでズームするとこんなん。
 途方にくれるスズメバチ(クリックすると大きな写真で見られます)

スズメバチといえば、あれはオオスズメバチで、うちにいるのより大型だが、
昔、クワガタをとりにいって、なんかの拍子で刺激してしまい、
気がつくと目の前に巨大なのがいて、
友達と、ウヒ~、イヒヒヒ~と悲鳴を上げて飛び退いて離れて様子を見ると、
そいつはヘリのホバリングのように浮いていて、
いつでも飛びかかってやるぜ死にやがれという剣幕でこちらを睨んでいて、
何を鳴らしているのかカチカチカチカチ
と言っていた。
スズメバチといえばその恐怖があるのだが、
庭にいるのは、全くその威圧感が無い。一応望遠で撮ったのだがそれほど怖くなかった。
粉砕されて転がる巣。撮影しているときには気づかなかったのだが、一匹顔を出している。

4 件のコメント:

  1. 一寸の虫にも五分の魂、とでもいうのか、自然の前には成すすべも無い、ハチの悲哀を感じました。
    今後ハエ退治する際には、「すまん!」という気持ちで臨みたいと・・・

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  2. カチカチ鳴らすのは顎をカチカチさせてるらしい。怖すぎるわ。

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  3. 続き。
    こいつら逞しいっす。
    最後の写真の、巣の白いドーム状になってるのがたぶん全部孵ったと見えて、ブンブン賑やかになってまいりました。

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  4. 落ちた巣のハチノコを襲撃するクロアリと、防衛作戦を展開するキイロスズメバチを見てみたい気もする。

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