今日は焼きそばを頼んだ。
ソース焼きそばでなくて、麺を焼いたのにあんかけが乗っかっている奴。
このあんかけ焼きそばって、普通カラシ付けるよね。
あと、中華麺全般に胡椒が欲しい。
でも大概出てこない。前に店にいたおっちゃんは目配せだけで持ってきたもんだけど、最近見ない。
持ってきた若いにいちゃんに頼む。
「カラシと胡椒ください」
すると、背後の客に構いつつ
「コショウ?」
って繰り返しやがる。
「いやいや、カラシと胡椒」
すると再度、
「コショウ?」
え、
馬鹿なの?ミミナシなの?
鼻くそが耳に詰まっているの?
にいちゃん、背後の客のオーダーを取り終えて、小上がりから下りて振り向いた。
目が合った機会を逃さず、
「あの、カラシと、、、」
「ええ、カラシは聞こえています」
ああ、なんだ。良かった。じゃあよろしく、、
で、なくて、
胡椒は?
したら、このにいちゃん、
「カラシは分かってます。後の方がちょっと何言ってんのか分かんなかったもんで」だと。
は。
一瞬俺は「カラシ、& イッヒGutenberg」みたいな世迷言を言ったのかと我を疑ったが、
一緒にいる凪部長や風岳さんも「だから~」的な顔をして
「からしと胡椒」って発音してくれていたから大丈夫なはずだ。
日本語で胡椒と、明快な滑舌で言ったはずだ。
なのに、
「ちょっと何言ってんのか分かんなかったもんで」
お・ま・え・は、サンドウィッチマンの怖い方かよ、ってどっちも怖いか、
じゃなくて、サンドウィッチマンの富澤かよ。
このにいちゃんはもちろん初対面だ。そして店員だ。俺は客だ。
ギャグで言っているのではもちろんない。
だから「なんで何言ってるか分かんねえんだよ」というツッコミもできなかった。
くやしい。
次はこうしようと思う。
俺:「日替わりの焼きそばください」
店員:「ご注文を繰り返します、日替わりの焼きそばをひとつでよろしいですね」
俺:「ちょっと何言ってるか分かんない」
店員:「そうですか、では再度ご注文を繰り返します、日替わりの焼きそばをひとつでよろしいですね」
俺:「ちょっと何言ってるか分かんない」
だめじゃん。料理注文できないじゃん。
くやしい。
トレーニング不足のバイトでした。しかりつけるほどの暴言でもないし、かといってすぐに許せるほどの言葉遣いでもないから、こちらも妙な感じになりましたね。
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