2009年11月9日

何の音?


新しいウォークマンの楽しい点の一つにデジタルノイズキャンセリングがある。

ソニーさんの説明によると、
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ヘッドホンに内蔵されたマイクで拾った騒音をデジタル化して、その騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を発生させます。
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だそうだ。
よく分からないけど周囲の騒音と逆の波長の波をぶつけて相殺するってことみたいね。

原理はよく分からなくても使ってみれば効果はよく分かる。
ノイズキャンセル設定の環境選択を「電車・バス」にして、地下鉄に乗る。
比べるために走り出してうるさくなってからノイズキャンセルをオンにする。
するとあら不思議。透明人間だかハクション大魔王だか知らないが自分の近くの見えない誰かがボリュームをぎゅーっと絞る感じで騒音が低減される。

そうすると、自分の唾を飲み込んだり、膝を組みかえるときの絹ずれの音のような意外に小さな音がかえって大きく聞こえたりする。

前置きが長くなったが今日地下鉄に乗ってノイズキャンセルオン、音楽を最小限に絞って目を瞑って座っていたら、

カチ、カチ、カチ、と
時計の秒針が秒を刻む音が聞こえる。
見回してもどこで鳴っているのか分からない。ヘッドフォンをつけているからか、全方位から聞こえるようにも聞こえる。
様子を探るために右耳のヘッドフォンを外すと、まあ、これは予想通り、地下鉄の轟音でかき消されるのか、カチカチ音は聞こえない。
ウォークマンの説明書には「ノイズキャンセリングをオンにすると時計の秒針の音が聞こえることが稀にありますが故障ではありません」というようなことは書いていない。

不気味だ。

あれだろうか。だれか時限式の爆弾かなにか持ち込んでいて、

こ、ここは乗客のみなさんに注意して、次の駅で降ろしたほうがよいのではないか、
目の前の女性がさりげなくバックを持っている。お前か。
向かいに座ったサラリーマンがなにかよく分からない包みを捧げてしげしげと見ている。貴様か、と睨みつけてみる。

いや、いまどきカチコチいう時限爆弾なんてないだろう。昔の漫画かよ。

などと思い悩んでいるうちに勤務地の駅についてしまった。

あれは何だったのだろう。

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